以前の記事『無料の”MuseScore4″でウクレレタブ譜を作成する方法』で無料のオープンソフトウェア”MuseScore4″でウクレレタブ譜を作成する方法を紹介しました。
ギターのTAB譜を作成することが出来る”TuxGuitar”という無料のオープンソフトウェアがあります。その”TuxGuitar”でウクレレタブ譜も作成することが出来ることを知りました。そこで、”TuxGuitar”を愛機のiMacにインストールして実際に試用してみました。
TuxGuitarのインストール
「TuxGuitarの公式ホームページ」のDownloadリンクから、「Latest stable version 1.6.4」リンクを辿って、Mac用のTuxGuitarをダウンロードしてインストールしました。Downloadリンクでは、Linux、Windows、MacOS、FreeBSD、Android向け各種パッケージが提供されていました。
iMacにインストールするので、「tuxguitar-1.6.4-macosx-swt-cocoa-x86_64.app.tar.gz」をダウンロードしました。ダウンロードしたファイルを解凍するとアプリファイル「tuxguitar-1.6.4-macosx-swt-cocoa-x86_64.app」が作成されました。
上記のアプリファイルをダブルクリックで開こうとしたら『開発元を検証できないため開けません。」という警告ダイアログが表示されてしまいました。右クリックメニューの開くを使用して自己責任でアプリを開きました。1回右クリックで開いた後は、ダブルクリックで警告表示なしに開く(起動)することが出来るようになりました。
TuxGuitarでウクレレTAB譜を作成する方法
TuxGuitarの「トラックのプロパティ」を変更することにより、ウクレレTAB譜を作成することができました。以下に当サイトの管理人が行なった方法を記載します。
- まず初めにTuxGuitarのメニュー「トラック」-「トラックのプロパティ」をクリックします。
- トラックのプロパティ設定ダイアログが表示されます。
- トラックのプロパティ設定ダイアログのトラック名を変更します。(下記の例では「Ukulele」)
- トラックのプロパティ設定ダイアログの「演奏楽器:」右横にある設定アイコン(🔧)をクリックすると「Instrumennts」(演奏楽器)を設定するためのダイアログが表示されます。
- 「Instrumennts」ダイアログの右上にある「追加」ボタンをクリックすると、演奏楽器(下記例では「Unnamed 1」)が楽器リストの最後に追加されます。
- 新しく追加された演奏楽器の設定「Unnamed 1」と「Steel String Acoustic Guitar」を「Ukulele」(入力)と「Nylon String Acoustic Guitar」(リスト選択)に変更してダイアログを閉じます。
- 最初に表示したトラックのプロパティ設定ダイアログに戻るので、演奏楽器に上記で作成した「Ukulele」をリストから選択します。
- トラックのプロパティ設定ダイアログの「演奏楽器:」が「Ukulele」に変更されます。
- トラックのプロパティ設定ダイアログの「チューニング:」の右横にある設定アイコンをクリックすると、チューニング設定ダイアログが表示されます。
- チューニング設定ダイアログのPresetsにある「Guitar」を「Ukulele」(リスト選択)に変更します。
- チューニングの設定が全て「Ukulele」の設定に変更されます。
- ウクレレのチューニングは、以下の3種類から選べるようです。
- Standard – G C E A
- Tenor – G C E A
- Baritone – D G B E
- チューニング設定ダイアログの「OK」ボタンをクリックすると、トラックのプロパティ設定ダイアログのチューニングが以下のように変更されます。
- トラックのプロパティ設定ダイアログで「閉じる」ボタンをクリックすると、Guitar用のTAB譜(6弦)がUkulele用のTAB譜(4弦)に変わっています。
- TuxGuitarのメニュー「表示」からフレットボードを選択します。
- TuxGuitarの下部にフレットボードが表示されます。音価を選択してフレットボードをクリックすると音符が楽譜に入力されます。
- 作成したファイルは、「Ukulele-HG_Templete.tg」(任意)という名前をつけて保存します。新規作成する場合は、「Ukulele-HG_Templete.tg」をコピーして新しい楽譜の名前に変更します。
以上、無料の”TuxGuitar”でウクレレタブ譜を作成する方法を紹介しました。”TuxGuitar”は、数値を直接入力する替わりにフレットボードを使ってウクレレを演奏する際に押さえるフレットの位置をクリックするだけで音符の入力/消去が出来ます。感覚的に音符の入力/消去が出来るため、とても簡単にTAB譜の作成が出来ます。なかなか良い無料のオープンソフトウェアのように思いました。
当サイトの管理人は、有料ソフトウェアの”GuitarPro8″を使用してウクレレタブ譜を作成しています。”GUitarPro8″では、特に何の設定もせずにウクレレタブ譜(C Tuning/D Tuning/Low G/Baritone)が立ち上げメニューから新規作成することが出来ます。また、”TuxGuitar″のフレットボードよりも”GUitarPro8″のバーチャルフレットボードの方が使い易い(使い慣れている)ので、当サイトの管理人は、”TuxGuitar”を使用することは無いかな!?
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