当サイトの管理人は、以前の投稿記事「GuitarPro7.5でウクレレのTAB譜を作成する」で紹介した『ギタリストのためのタブ譜・スコア編集ソフト「Guitar Pro」』で”LOW G”チューニングのウクレレTAB譜を作成してウクレレソロの練習に役立てております。
Guitar ProでのウクレレTAB譜への音符の入力/消去は、キーボードショートカットと”Virtual Fretbar”を併用して行っています。”Virtual Fretbar”は、ウクレレを演奏する際に押さえるフレットの位置をクリックするだけで音符の入力/消去を感覚的に行うことが出きるのでとても便利です。しかし、音符をクリック入力しても次の拍に自動で移動してくれないので、カーソルキーで次の拍に移動するのがほんの少しだけ面倒です。
「Guitar Pro」には、MIDIキャプチャ機能があり、MIDI楽器を弾いて音符を配置することも出来ます。MIDI楽器と言えば一般的にはMIDIキーボードになります。しかし、私は鍵盤楽器を弾く能力が無いのでMIDIキャプチャ機能を使うことはあきらめていました。MIDIウクレレが無いものか色々調べてはみたのですが見つけることが出来ませんでした。しかし、”Artiphon INSTRUMENT 1“というギター型MIDIコントローラーを使用することで、「Guitar Pro8」のMIDIキャプチャ機能を使用して簡単にウクレレTAB譜に音符入力をすることが出来ました。以下に、私の行った方法をご紹介いたします。
今回使用した機材・アプリケーション等
- iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)
- 管理人が普段使用しているパソコン(MAC)です。
- Artiphon INSTRUMENT 1
- iOSに接続して使用することができる「ギター型 MIDIコントローラー」です。
- 島村楽器のオンラインストアで「ARTIPHON INSTRUMENT1 ホワイト 【アーティフォン】」を購入(¥42,100)しました。
- Artiphon アプリおよびソフトウェアの使用方法のページからダウンロードできる、Mac用の「Artiphon INSTRUMENT 1 Editor」を使用して”INSTRUMENT 1″の設定をカスタマイズしました。
- Guitar Pro
- ギタリストのためのタブ譜・スコア編集ソフトです。
- 2022年5月13日にバージョンアップした「Guitar Pro 8(優待VU版【ダウンロード】のMac版)」を購入(¥4,950)しました。
Macの設定
購入した「ARTIPHON INSTRUMENT 1」は、iPhone12にコードで繋いで「Artiphon iOS アプリ」を入れただけで簡単に音が鳴り、即、使えたのですが、iMacでは、コードを繋いだだけでは、うんともすんとも言わず、AudioMIDI設定アプリで機器セットを作成するる必要がありました。以下、私が行った手順です。
- 「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにある「AudioMIDI設定アプリ」を開きました。
- 「Artiphon INSTRUMENT 1 Editor」を立ちあげて、Artiphonの電源を入れてiMacにコードを繋ぐと、AudioMIDI設定アプリの左ペインに「INSTRUMENT1」と表示されてデバイスがiMacに認識されました。
- AudioMIDI設定アプリの左下の「+」をクリックして表示されるメニュー「機器セットの作成」で機器セットを追加作成しました。
- 追加された「機器セット」の名前をダブルクリックして、「機器セット」の名前を「Guitar Pro(任意)」に変更しました。
- 「機器セット」に追加されていた「INSTRUMENT 1」と「内蔵マイク」の”音ずれ補正”にチェックを入れました。
- 機器セットの名前「Guitar Pro」を右クリックして表示されるメニューで「このサウンド入力装置を使用」をクリックして「INSTRUMENT 1」で入力を行うことが出来るようにしました。
- iMac(iOS)の画面右上部にあるサウンド設定メニューで機器セット「Guitar Pro」を選択し、iMacの設定を終了しました。
「Artiphon INSTRUMENT 1」の設定
「Artiphon INSTRUMENT 1」を使用して「GUitarPro8」のMIDIキャプチャ入力によりウクレレTAB譜への音符入力ができるようにするため、Artiphon アプリおよびソフトウェアの使用方法のページからダウンロードした「Artiphon INSTRUMENT 1 Editor」で以下のカスタム設定を行いプリセットに登録しました。
カスタム設定は、販売元のホームベーじの説明(Artiphon INSTRUMENT 1 Editor)を参照して行いました。
GuitarPro8の設定
上記の設定を行った「Artiphon INSTRUMENT 1」を使用して「GUitarPro8」のMIDIキャプチャ入力によりウクレレTAB譜への音符入力ができるようにするためには、「GuitarPro8」での「オーディオ/MIDI設定」も必要です。以下に私が実際に行った設定手順を記載いたしますが、現実的には、以下の手順を踏まずに「GUitarPro8」のメニューで「サウンド」-「オーディオ/MIDI設定」を先に行ってから「MIDIキャプチャ(拍ごと)」を選択すれば良いかと思います。
- ”GUitarPro8”を起動して表示される画面で「新しいファイル」をクリックしました。
- ”トラック追加”ダイアログで [Stringed]-「Other」-「Ukulele」を選択した後、「C Tuning」を「Low G」に変更して新規にTAB譜を作成しました。
- ”GUitarPro8”のメニューで「サウンド」-「MIDIキャプチャ(拍ごと)」を選択クリックしました。
- 以下のダイアログが表示され「オーディオ/MIDI設定」でMIDIキャプチャデバイスを選択するように指示されました。
- 上記ダイアログから「オーディオ/MIDI設定」を開き、MIDI入力に「INSTRUMENT 1」を選択設定しました。
- ”GUitarPro8”のメニューで「サウンド」-「MIDIキャプチャ(拍ごと)」を再度、選択クリックしました。
- 以上で、”Artiphon INSTRUMENT 1″を使用して”GUitarPro8”でMIDIキャプチャ入力によりウクレレのTAB譜への音符入力ができるようになりました。
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